脱毛サロンの中でも知名度が高く、キャンペーンの安さで話題になることの多かったミュゼプラチナム。ただ、いま「ミュゼプラチナム 評判」で検索すると、良い口コミと悪い口コミが極端に割れていて、どれを信じればいいのか分からなくなります。
理由ははっきりしています。ミュゼプラチナムは運営会社が入れ替わっており、口コミが書かれた時期によって「別のサロンの話」になっているからです。旧体制のときの評判と、いまの体制での評判を混ぜて読むと、判断を誤ります。
この記事では、まず何が起きたのかを時系列で整理し、そのうえで新体制になってから何が変わったのか、いま検討する人は何を確認すべきなのかをまとめました。料金についても、公式サイトで確認できる記事執筆時点の内容だけを載せています。

ミュゼプラチナムに何が起きたのか
口コミを読み解くうえで、経緯の把握は避けて通れません。公開情報から確認できる流れを整理します。
給与の遅配から全店休業へ
まず、当時の運営会社であるMPH株式会社で、従業員への給与の遅配が数か月にわたって続いていることが報じられました。その後、取締役が全員解任される事態となり、経営体制が混乱します。そして全店舗の営業が一時停止され、予約していた施術が受けられない状態になりました。
この時期に「予約が取れない」「連絡がつかない」といった口コミが大量に投稿されています。いま検索で目にする厳しい評価の多くは、この局面のものです。
旧運営会社は解散、別会社が店舗を引き継いだ
その後、旧運営会社のMPH株式会社は株主総会で解散を決議しましたが、債権者からの申し立てを受け、2025年8月18日に東京地方裁判所から破産手続開始の決定を受けています。負債総額は約260億円と報じられており、脱毛サロンの倒産としては大型の部類に入ります。一方で、営業再開の準備が整った一部の店舗については「新生ミュゼプラチナム株式会社」が運営を引き継ぎ、順次営業を再開しています。記事執筆時点では、ミュゼ・メディア・HD株式会社のもとで全国170店舗が営業している状態です。
つまり、看板は同じでも運営している会社は入れ替わっています。経営破綻に関する報道の詳細は、企業情報を扱う東京商工リサーチのレポートでも取り上げられています。
キレイモを取り込んでブランドを統一していた
もう一点、混乱の元になりがちなのがブランド統合です。ミュゼプラチナムは以前、別の大手脱毛サロンだった「キレイモ」の事業を取得し、その後キレイモの店舗をミュゼプラチナムのブランドへ統一しました。このため、キレイモで契約していた方がミュゼプラチナムに通うという流れが生まれ、口コミがさらに混ざり合っています。
新体制で変わった最大のポイントは「都度払い」
いまのミュゼプラチナムを評価するうえで、最も重要な変更点がここです。
前受けの役務契約を廃止した
新体制では、回数分をまとめて先に支払う「前受けの役務契約」を廃止し、1回ごとに支払う都度払い制に移行しています。これは、旧体制で起きた「先に払ったのにサービスが受けられない」という問題への構造的な対応といえます。
脱毛サロンの倒産トラブルは、契約時に何十万円も前払いし、通い終わる前に事業者がいなくなることで発生します。都度払いであれば、事業者に何かあったときの損失は最大でも1回分にとどまります。
記事執筆時点の都度払い料金
公式サイトに掲載されている料金は次の通りです。金額は変更される可能性があるため、契約前に必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。
| コース | 1回あたりの料金(税込) |
|---|---|
| 全身脱毛(顔・VIO除く) | 22,000円 |
| VIO脱毛(ハイジニーナ7) | 16,500円 |
| 顔脱毛 | 15,000円 |
| Lパーツ | 8,000円 |
| Sパーツ | 4,000円 |
なお、顔・VIOも含めた全身脱毛は1回38,500円(税込)です。また、都度払いプランは2026年3月19日にリニューアルされており、その際には初回限定として、顔・VIOを含む全身脱毛1回が通常38,500円(税込)のところ7,200円(税込)で案内されました。ほかにも、2025年10月に開業した新宿西口店・浦和店では、会員番号を持つ会員を対象に全身脱毛(顔・VIO除く)1回を無料で提供する案内が出ています。こうしたキャンペーンは店舗・時期・対象者によって内容が異なるため、公式サイトの店舗ページで確認が必要です。
旧契約で通っている方の扱い
旧体制で回数パックを契約していた方については、「置き換えコース」という形で施術を継続できる仕組みが用意されています。ただし記事執筆時点では、新生ミュゼプラチナムの店舗について、施設の維持・運営にかかる実費として初回の登録料と、利用ごとに2,200円(税込)の店舗利用料が必要になるという案内が出ています。「前に払い切ったはずなのに追加で払うの?」という不満の口コミは、ここから来ています。

評判・口コミで多い良い評価
ここからは、新体制になってからの口コミで多く見られる傾向を整理します。感じ方には個人差がある前提でご覧ください。
大きな金額を先に払わなくていい
特に評価されているのがここです。数十万円のローンを組まずに始められる点は、初めて脱毛をする方にとって心理的なハードルを大きく下げます。「合わなかったら次から行かなければいい」という気軽さは、回数パック契約にはない強みです。
店舗数が多く、通える場所を選びやすい
全国に170店舗という規模は、脱毛サロンとしては大きい部類に入ります。転勤や引っ越しの可能性がある方にとって、店舗の選択肢が多いことは実質的なメリットになります。
料金が理解しやすい
「1回いくら」という表示は、総額が読みやすいという声につながっています。回数パックの場合、月額表示に分割手数料が乗って総支払額が膨らむことがありますが、都度払いならその心配がありません。
口コミで指摘されている気になる点
1回あたりの単価は安くはない
都度払いは安心感がある一方、1回あたりの金額で見ると、まとめ買いのパック料金より高くなるのが一般的です。全身を何回も通う前提であれば、総額が想定より膨らむ可能性があります。「何回通うつもりか」を先に決めてから総額を試算することをおすすめします。
通っていた店舗が営業を再開していない場合がある
営業を再開したのは一部の店舗です。以前通っていた店舗が再開しておらず、遠い店舗まで移動が必要になったという声があります。
旧契約分の利用料への不満
前述の通り、既存契約で通う場合に利用料が発生する案内が出ており、この点への不満は口コミでも目立ちます。契約時の条件と現在の条件を照らし合わせて、納得できるかどうかを判断する必要があります。
比較サイトやまとめ記事には、旧体制のときの回数パック料金がそのまま残っているものが多くあります。その金額はすでに提供されていない可能性が高いため、料金は必ず公式サイトで確認してください。

いま検討する人が確認しておきたいこと
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 通う店舗の営業状況 | 公式サイトの店舗一覧に掲載されているか |
| 1回あたりの料金 | 施設利用料などが別途かかるか |
| 想定回数と総額 | 「1回料金×通う回数」で総額を試算する |
| 予約の取りやすさ | 希望する時間帯の空き状況をカウンセリングで確認 |
| キャンペーンの条件 | 初回限定なのか、対象店舗が限られるのか |
脱毛の契約は、特定商取引法の特定継続的役務提供に当たる場合があります。エステティックでは、契約期間が1か月を超えて総額が5万円を超える契約であれば、クーリング・オフ期間の経過後も理由を問わず中途解約が可能です。制度の詳細は消費者庁の特定商取引法ガイドで確認できます。
都度払いは「1回ずつ判断できる」のが最大の価値です。逆にいえば、通う回数を自分で管理しないと総額が読めなくなります。カレンダーに「次はいつ行くか」を先に入れてしまうのが、続けるコツです。
通い始める前に用意しておきたいもの
サロンが決まったら、次に待っているのが来店前日の自己処理です。光脱毛でも施術部位を事前に剃っていくのが基本で、剃り残しがあるとその部位を施術してもらえなかったり、別途シェービング料がかかったりします。都度払いの場合、1回の来店の価値が高いので、ここで失敗するのは避けたいところです。
肌への負担が少ないシェービング道具
カミソリは手軽ですが、肌の表面を削って乾燥を招きやすくなります。脱毛前の処理にはボディ専用の電動シェーバーが向いています。パナソニックの「ボディフェリエ ES-WR51」はボディ専用のドライ剃りタイプで、刃先が丸く、脚・ワキ・腕・うなじ・Vラインに使えるモデルです。
背中やうなじは自分では見えず、毎回誰かに頼むのも気を使います。手が届きにくい部位まで自分で処理したい場合は、柄が長いタイプのボディシェーバーを別に用意しておくと通う負担が減ります。
施術後の保湿アイテム
施術後は肌が乾燥しやすい状態になるため、保湿のケアが案内されます。低刺激設計のアイテムとしては、セラミド機能成分を配合したキュレルの薬用保湿シリーズ、弱酸性・低刺激性の「ミノン全身保湿ミルク」、伸びが良く使いやすい「ニベア スキンミルク しっとり」あたりが定番です。全身に塗るとかなりの量を使うので、大容量のポンプタイプにしておくと続けやすくなります。
よくある質問
Q. ミュゼプラチナムは今も営業していますか?
A. 記事執筆時点では、新生ミュゼプラチナム株式会社のもとで全国170店舗が営業しています。ただし営業を再開していない店舗もあるため、通いたい店舗が営業中かどうかは公式サイトの店舗一覧で確認してください。
Q. 昔契約した回数がまだ残っています。使えますか?
A. 「置き換えコース」として施術を継続できる仕組みが案内されています。ただし1回ごとの利用料が必要になるという案内が出ているため、条件は必ず公式の案内で確認してください。
Q. 都度払いと回数パック、どちらが得ですか?
A. 通う回数によります。少ない回数で様子を見たい、または事業者リスクを避けたいなら都度払いが向きます。回数を多く通う前提で、かつ事業者の継続性に納得できるなら、パックのほうが1回あたりは安くなるのが一般的です。どちらにも一長一短があります。
Q. 何回くらい通えば変化を感じますか?
A. 毛量・毛質・部位によって差が大きく、一概には言えません。サロンの光脱毛は医療脱毛より出力が抑えられているぶん、回数を重ねる前提で考えるのが一般的です。カウンセリングで自分の毛質を見てもらったうえで、必要な回数の目安を確認してください。
Q. 生理中でも施術を受けられますか?
A. VIOやヒップは受けられないのが一般的で、それ以外の部位も体調によっては見合わせを勧められることがあります。予約日と重なりそうなときは、キャンセル規定を含めて事前に店舗へ確認してください。
Q. 日焼けした肌でも施術できますか?
A. 日焼けした肌は光が反応しやすく、施術を断られることがあります。通っている期間中は日焼け対策を意識しておくと、予約を無駄にせずに済みます。
まとめ
ミュゼプラチナムの評判が割れているのは、運営会社の交代という大きな変化を挟んでいるからです。旧体制での混乱に関する口コミと、新体制での口コミを分けて読むことが、判断を誤らないための第一歩になります。
新体制の最大の特徴は、前受け契約を廃止して都度払いに切り替えた点です。まとまった金額を先に払わないため、事業者側に何かあったときの損失を抑えられます。その代わり1回あたりの単価は安くはないので、通う回数を自分で決めて総額を試算しておくことが大切です。
料金・店舗・キャンペーンはいずれも変更される可能性があります。ネットのまとめ記事ではなく、公式サイトとカウンセリングで最新の条件を確認したうえで判断してください。


